これまでとこれからも

インタビュー

政治家(議員)になろうと思った動機(きっかけ)は何ですか?

2歳のときに父親が亡くなりました。原因は過労死でした。父は公共建築物などの設計に関わる仕事をしていましたが、当時の日本は経済規模も毎年大きくなる成長期で、父は寝る間もなく働いていたそうです。
母子家庭となり、学校生活や進路を選択する際の学費の問題など、様々な壁がありましたし、母もとても苦労したと思います。
そんな中でも家族の応援や出会いにも恵まれて、成長していくことができました。
これから生まれる子どもたちが、その生まれた環境によって、進路や将来を左右されることなく、自分自身の思いや努力で未来を切り開くことができるフィールドをつくるためにはどんな仕事があるだろうか。あるいは自分自身の経験から、人間の「働く」という基本的な営みの中で過労死のような悲しい事故を防ぐために何ができるだろうか。そんなことを考える中で政治に関わることを意識するようになりました。

政治家(議員)として心掛けているところは?

活動の出発点は常に「生活している感覚」であることを心がけています。常に多くの皆さんとお会いし、政治に届いていない、たくさんの切実な声を聴いてきました。地域の中で「座談会」を開催して、その学区や地域特有の課題を聴き、把握したり、普段の生活の中で行政の仕組みや制度から起こる課題を解決することにも力を入れています。
また、色々な世代やそれぞれの環境、背景によって政治や行政への考え方も異なります。沢山の価値観にふれ、話しを聴き、自分自身に落とし込み、発想や想像力が偏らないようにすることも大切だと思っています。
色々なイベントに参加し、自ら経験する機会も大切にしています。岡山市が運営に関わる「おかやまマラソン」には毎年出ています。昨年は4時間16分でフルマラソンを完走しました。今年も出場できたら、またタイムを縮めたいなと思っています。
これからも何事にも現場主義で頑張ります。

政治家として遣り甲斐を感じることは?

先程、仕事をする上で、沢山の価値観にふれ、話しを聴く、現場主義を大切にしているというお話をさせてもらいました。価値観が多様化している中で、適格に市民ニーズをつかむことや、様々な生活課題が複合化している中で、行政の制度と制度の狭間に陥ってしまい、どちらの制度でも必要な対応が難しいケースが現実的に沢山あります。こうしたケースで往々にして杓子定規な判断が行政によってされがちですが、沢山の関係者と一緒に知恵を出すこと、その当事者の立場に対して想像力を働かせることによって、解決できることも沢山あります。そういう意味でも自治体議員は常に現場主義であるべきです。

力を入れている(入れていく)政策は何ですか?

岡山市は中四国のクロスポイントに位置する交通の優位性や、水と緑に恵まれ、災害が少ない自然条件があるなど、高い都市機能と快適な生活環境に恵まれている、とてもポテンシャルが高い自治体です。そうした背景から社会増によって順調に人口を伸ばしていましたが、2020年以降は岡山市でも人口減少局面に入ることが想定されています。人口減少に歯止めをかけるための取り組みには様々ありますが、私が1番大切にしている視点は、人への投資、人の暮らしに光をあてる岡山市政を実現するということです。私自身にも4歳と0歳の息子がいますが、安心して子育てができる環境、あるいは子育てをしながら働ける環境をつくることが大切です。岡山市の産前産後相談ステーションの各地域への設置を提案したり、(平成30年度から各保健センターに設置)、子どもの貧困と呼ばれる社会課題にも取り組んでいます。
また、子育てと介護のダブルケアの問題など複合的に絡み合った課題を抱える世帯が増えています。課題を抱えている人を孤立させず、適切な支援に繋ぐためのネットワークをつくること、支援対象や行政の縦割りの垣根をこえた横断的な支援体制を岡山市でつくるという政策にも力を入れています。
暮らしの安心を、強い経済や岡山市への新たな人の流れ、移住定住につなげていくという視点に立ってこれからも議会で提案していきたいと思います。

政治家にならなかったら何になりましたか?

小学校1年生から高校までサッカーをやっていました。僕が小学校6年生の時にJリーグが始まって、すごく盛り上がっていた時代にはプロサッカー選手に憧れたことがありました。
あとは、ウルトラマンが大好きで、科学特捜隊やウルトラ警備隊にも憧れました。

有権者(特に若い方達)へのメッセージをお願いします。

政治は無関心でいれても、無関係ではいられないと言われています。
沢山の市民の皆さんや特に若い方達に、政治や議会、行政に対して関心を持っていただくためには、僕ら議員の努力がまだまだ足りないと思っています。
私は毎年、春と夏に、大学生さんや高校生さんの春休みや夏休みを利用した、議員インターンシップの受け入れをしています。その中で、今の学生さんの考え方や価値観を共有する、あるいは私自身の考えや、政治や行政の動きや課題を伝えること、一緒に現場の声を聴くために、地域を歩く、話を聴く、行政職員の方々とディスカッションをするなどの活動をしています。本当に意識が高く、向上心旺盛な学生さん、若い方が増えていると思います。課題は、それを表現することや、問題提起すること、そして、自分から積極的に地域との関わり合いをもったり、意思表示をしようとすることができるかどうかだと思っています。そのきっかけづくりや仕掛けづくりをもっともっと僕らがやらなければいけないと思っています。
これからも皆さんが、政治や行政に対して今まで以上に関心や当事者意識をもってもらえるように頑張りたいと思いますし、常に皆さんに身近で寄り添う仕事をしていきたいと思っています。